カルテットエスペラント+の公演が無事みどり市で開催され2022年3月の公演として、無事終了することが出来ました。
この公演は、いつも準備が大変で、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成は、フルートの人ならモーツァルトのフルート四重奏が浮かぶと思うのですが、2時間もの演奏会、そしてそれの演目が毎年違ったプログラムで、楽しく、みんなが納得できる良い公演を目指すとなると、もはや既成の曲だけでは対応できません。それは、初めから織り込み済みでしたので、自信が編曲&作曲し、このカルテットのオリジナル曲として増えていけば良いなと思っており、毎回それに合わせて大量の作品を手掛けることにしています。
「+」というのは、もう一人という意味で、今のところパーカッションに入ってもらって、幅が広がるサウンドを作ることに成功しています。固い話より、とにかく毎回楽しいんです。
今回のプログラムは下記の通り
荒川洋|エスペラント ~トレジャー~
Hiroshi Arakawa – ESPERANTO – tresure –
G.F.ヘンデル|ブーレ
Georg Friedrich Händel – ”bourrée”
G.ビゼー/F. ボルヌ(編曲:T.フェリーヌ)|カルメン幻想曲
Georges Bizet / François Borne ( arr,Thibault FERRINE) – ”FANTAISIE” BMLLANTE SUR CARMEN
P.I.チャイコフスキー|組曲「くるみ割り人形」より ”トレパーク”
Pytr Ilyich Tchaikovsky – The nutcracker suite “Trepak”
R.A.シューマン|トロイメライ
Robert Alexander Schumann – ”Traumerei”
ヨハン・シュトラウス2世|アンネン・ポルカ
Johann STRAUSS Jr – ”Anne’s Polka”
***** 休憩 15分 *****
荒川洋|みどモスのテーマ
H.ARAKAWA – Thema Song for ”Midomos”
久石譲(編曲:荒川洋)|”魔女の宅急便”によるパラフレーズ
Jo Hisaishi(arr.Hiroshi Arakawa) – paraphrase for “Kiki’s Delivery Service”
荒川洋|ラテン・メドレー
(arr,) Hiroshi Arakawa – Latin Medley
1:アントニオ・カルロス・ジョビン: デサフィナード
Antônio Carlos Brasileiro de Almeida Jobim Desafinado
2:ジョルジ・ベンジョール マシュ・ケ・ナダ
Jorge Duílio Lima Menezes Mas que nada
葉加瀬太郎(編曲:荒川洋)|”情熱大陸”
Taro Hakase(arr.Hiroshi Arakawa) – “JOUNETSU TAIRIKU”
G.・ホルスト(編曲:荒川洋)|”ジュピター”
Gustav Holst(arr.Hiroshi Arakawa) – “Jupiter”
荒川洋|”みどり市心の森組曲” [※初演]
Hiroshi Arakawa – “Midori City Heart Forest Suite”
1:わたらせ渓谷鉄道に乗る 2:富弘美術館にて 3:赤城山
吉松隆(編曲:荒川洋)|”アトム・ハーツ・クラブ・カルテット”
Takashi Yoshimatsu(arr.Hiroshi Arakawa) – “Atom Hearts Club Quartet”
アンコールは、ウクライナ国家「ウクライナは滅びず」、荒川洋:ラプソディ
今回は、特に後半のプログラムに力を入れ、編曲と作曲をしました。
何か、自分でいいな!と思ったものは、やはり演奏の場で、何かしら共感が得られるものです。演奏は仕組みが本当大事。もちろん演奏者という素敵な素材が一番大事なのですが、アラカルトと調理方法がちゃんとしなければ美味しい料理は出てきません。
少しずつですが、自分の編曲や作曲スキルが変化してきました。勉強しながら、心地よいサウンド見つけていくのも本当大変な作業ですが、毎回地道に取り組むことによって少しでも多くの人たちに喜んでいただけることが、僕の音楽家としての喜びです。
あと、何よりこの公園をサポートしてくれているみどり市の皆様。本当に本当に感謝でいっぱいです。演奏してくれているカルテットのメンバーも最高の時間をありがとうございました!
コメント